保育士試験が中止!気になる再試験や受験手数料の返還は?最新情報と前例まとめ

令和2年保育士試験(前期)筆記試験が全ての会場で中止になりました。

4月18日、19日に予定していた試験ですので10日前の決定です。

私も過去に不可抗力で試験を受けられなかった経験があるため、受験者の皆さんの悔しさや不安は痛いほど分かります。きっと保育士試験のために家事・育児・本業の合間に必死に勉強してきたことでしょう。

今は少しでも情報が欲しいところだと思います。最新情報と前例から今回の保育士試験中止の影響をまとめました。

再試験は期待できないかも

※1 自然災害等により試験が中止となった場合、再試験は行いません。

引用:  一般社団法人 全国保育士養成協議会

保育士試験は基本的には再試験を行っていません。

実施母体が一般社団法人全国保育士養成協議会であり、養成校を経ることで保育士資格取得の代替機能があることが根拠として考えられます。

唯一の再試験の前例として、2018年前期の沖縄会場では台風による中止ののち、受験生の抗議によって再試験が行われました。

その際の会場の確保は受験生約200人と比較的小規模だったこと、台風という一過性の災害だったことから実施できました。

今回の新型コロナウイルスによる影響は全国規模かつ終息の目途が立たない状況です。

残念ながら再試験は期待できないといってよいと思います。

受験手数料の補償は期待あり

既納の受験手数料の取り扱い等、今後の対応を現在検討中です。
決まり次第ホームページ等でご案内致します。

引用: 一般社団法人 全国保育士養成協議会

これまで受験手数料の返金の前例はありません。

前述の沖縄再試験も、返金がないことを発端に受験生の抗議に発展しました。

その点では今回の発表の「検討中」というのは異例です。何かしらの補償に期待できるのではないでしょうか。

しかし、受験者数は平成30年度の実績で68,388人、前期で半分として約34,000人もの受験者がいます。

それだけの受験者の受験手数料を、非営利で保育士試験を行っている全国保育士養成協議会が返金口座を指定したり振込手数料を支払うことは難しいでしょう。

今後の正式発表を待つことになりますが、受験手数料は後期試験への振り替えが現実的ではないかと思います。

実技試験は開催予定!筆記試験をパスしている方は希望あり

筆記試験が全て免除となる方の実技試験は、6月28日(日)に実施する予定ですが、状況が変化する場合があり得ますので、その際には、受験者の皆様への通知事項等を当協議会のホームページに掲載します。

引用: 一般社団法人 全国保育士養成協議会

実技試験は今後の新型コロナウイルスの影響次第ですが開催予定です。

筆記試験を既に突破している方は実技試験に進み保育士試験に合格できる可能性があります。

保育士試験中止の影響は?

平成30年度の合格者数は13500人でした。前期で半分としても新たに7000人の保育士の誕生する機会がなくなってしまいます。

これは保育士不足が叫ばれている社会にとって大きな損失です。

また、受験者にとっては就職転職活動が不利になってしまいます。保育園は保育士配置基準を満たすように保育士資格のある職員を募集します。保育士試験が中止になるとそれだけ就職活動の機会が遅くなってしまいます。

保育補助は無資格・未経験でも求人あり

保育所は前述のとおり保育士がいないと運営できませんが、最低限の保育士だけでもとても運営ができません。

特に未満児クラスでは配置基準を超えて職員が配置されていることが多いです。

保育士は名称独占の国家資格ですが、園児のお世話は独占業務ではありません。

そのため、保育園によっては保育補助者を募集していることもありますので、無資格、未経験でも保育園で働くことは可能です。

まずは命と健康が大事!後期で一発合格を目指しましょう!

保育士試験の中止はとても残念なことですが、今回の新型コロナウイルスはそれだけリスクの高い感染症です。

まずは予防をしっかりして、体力を付けて、身を守ってください。

健康でさえいれば、いずれ保育士として活躍することは可能です。

受験者の皆さんが保育士をあきらめず、次回の試験に合格し、いずれ同じ業界で一緒に働ける日を楽しみに待っています。